2012-06-08 第180回国会 衆議院 環境委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
○枝野国務大臣 特に二〇〇四年の美浜三号機の事故については、御通告がありましたので調べてまいりましたが、御指摘のとおり、配管の点検リストへの記載漏れが不適切な減肉管理をもたらした、メーカーによる点検不備を関西電力が適切に発見し改善できなかった、なおかつ、それについて当時の原子力安全・保安院が見逃したということでございます。
○枝野国務大臣 特に二〇〇四年の美浜三号機の事故については、御通告がありましたので調べてまいりましたが、御指摘のとおり、配管の点検リストへの記載漏れが不適切な減肉管理をもたらした、メーカーによる点検不備を関西電力が適切に発見し改善できなかった、なおかつ、それについて当時の原子力安全・保安院が見逃したということでございます。
一九九五年に、一つ、不適切な配管減肉管理が常態化をして、先送りするということが始まる。また、九五年に関電は、三菱重工業から日本アームへと、二次系配管の点検管理業務の移管を決定いたします。同様に、三菱重工業サイドでも一九九五年に定検短縮プロジェクトチームというのを結成しております。
この前の美浜事故の集中審議のときにも、平成七年がターニングポイントじゃないのかという話をしましたけれども、関電の不適切な配管の減肉管理が常態化したのも平成七年ごろだったと。
その具体的な事例として、不適切な配管減肉管理の常態化の問題についてお話をしたいと思います。 関電の報告書でも、「不適切な運用の背景」として「定期検査工程を遵守しようとする意識が強かったこと。」を挙げております。「定期検査期間短縮」の中で「決められた定期検査工程を守る意識が過剰になったことは否めない。
○塩川委員 平成七年前後から不適切な配管減肉管理が常態化をしていた、先送りがふえたと指摘があるわけであります。 それでは、関西電力に伺います。秋山会長にお尋ねいたしますが、三菱重工業から日本アームに二次系配管点検管理業務移管を決定したのは何年のことでしょうか。
それから、教育につきましては、これまでも原子力教育を十分行ってきたつもりでございますけれども、今回問題になりました二次系の配管の減肉管理、こういったものに対する教育がやや不十分ではなかったかということを深く反省いたしまして、担当者教育を行うとともに、管理者にもその辺の意識を十分行い、下部に、部下たちに徹底できるような仕組み、こういった教育ということの強化も図ってまいりたいというふうに思っております。
御指摘ございましたように、今回の事故の直接的な原因は、関西電力、三菱重工業、日本アームが関与いたします二次系配管の減肉管理、これが不適切に行われていた、こういうことでございます。そのために管理すべき箇所が当初の点検リストから漏れていたと、これを最後まで直すことができなかったと、こういうことでございます。
私どもといたしましては、関西電力と同じようなレベルでほかの電力会社につきましてもきちっと調査をしたと、その結果を報告しているということでございますが、先ほども御紹介いたしましたように、今後の減肉管理につきましてガイドラインとなるべき通達を二月十八日に発出いたしました。
それであるならば、私は、アメリカで一九九八年、NRC、米国原子力規制委員会、これが配管の減肉管理に関する検査手順というのを定めまして、事業者の点検活動を継続的に監視しております。これ、非常に私はいい制度であるというふうに思っているんですけれども、我が国におきましても早急にこうした制度を整備すべきではないかと思いますけれども、いかがでございましょうか。
次に、中間取りまとめのうち、配管の破損メカニズム、破損箇所を含む配管の減肉管理の状況、早急に対応が必要な事項について御説明申し上げます。 まず、配管がどのような経過を経て壊れたかを御説明いたします。 配管は炭素鋼と呼ばれる材質でできており、いわゆるエロージョン・コロージョンという、管の内面が水で削り取られる現象が進展いたしました。
その結果、NRCは、一九九八年から九九年にかけまして、配管の肉厚管理のための米国機械学会及び米国電力研究所の指針を承認するとともに、減肉管理に関する検査手順書を策定をいたしました。御指摘のとおり、現在、米国ではNRC、規制当局はこれらにより事業者の点検活動を継続的に監視いたしております。
中間とりまとめでございますけれども、事故発生の状況、それから事故の影響といった客観的な事実につきましても広く検討いたしておりますけれども、ここでは、配管の破損メカニズム及び配管破損箇所を含む配管の減肉管理の状況、それから、これらの知見を踏まえまして早急な対応が必要な事項、この三点について、本日、御紹介いたしたいと思っております。 まず、配管の破損メカニズムでございます。
まず最初の、今回の、先ほど朝田先生からも御指摘を受けました、私どもがすることをしていなかったという問題に関して、決してこれは減肉管理だけの問題と考えておりません。
中間とりまとめにも記載したとおりでございますけれども、今回の事故の直接原因は、二次系配管の減肉管理が、ミスによりまして、管理しなければならない場所が管理対象から抜け落ちており、それがそのまま放置されてしまった、こういうことにあると考えております。もし、関西電力が、あるいは関西電力の指針に従いましてきちんと点検すべき箇所を点検していれば事故は起きなかったであろう、我々はこう考えております。
原子力保安検査官の検証の結果、各社とも配管の減肉管理を適切に行っていることを確認いたしました。 また、火力発電所につきましては、報告対象八百二発電所の千四百六十七ユニットのうち、七百四ユニットで配管肉厚に係る非破壊検査が実施されており、七百六十三ユニットでは実施されていないということでございました。